2013年11月14日

“タイ”にてHIV関連国際会議 ICAAP11に参加します

18日から22日まで

The International Congress on AIDS in Asia and the Pacific#11 (ICAAP11)

スクリーンショット 2013-11-14 15.04.33.png

という国際会議に誘われたのでちょっと参加してきます。


スクリーンショット 2013-11-14 15.36.00.png


ICAAPは20年以上国際的に展開しているHIVに関る会議です。
開催国においてプラスの影響をあたえることも目的の一つになっています。

時々、日本人の買春ツアーがメディアなどでも問題視されていますが、
東南アジアの抱えている課題は日本人に限定されたものではありません。
実質、旧西川口の世界版状態だといえるので、東南アジアの1国で、
HIVの感染拡大予防や課題啓発の取組を行うことは大変意義があることだと思います。

コミュニティフォーラムではSEX WORKERについての会が開催されます。
内容などの参加レポートは後ほど。






タグ:HIV ICAAP11
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2013年11月06日

性風俗とシングルマザー

シノドス
【母親を子宮に沈める社会 ――大阪二児遺棄事件をもう一度考えるために
映画『子宮に沈める』 緒方貴臣×角間惇一郎】


女子SPA!
【女性たちを縛る“母性”に疑問 <「大阪二児置き去り死事件」から生まれた物語>】


でも対談させてもらっていますが、11/9映画【子宮に沈める】が公開されます。

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パンフレット用に作成した文章があったのですが、
残念ながらお蔵入りになってしまったので、せっかくなのでブログに書いておきます。




❙性風俗とシングルマザー

『夜の世界の仕事』という言葉ほど、個人毎の認識が多様な言葉はないだろう。
しばしばひとくくりにされがちであるが、
大きく“性風俗産業”と“水商売”に大別することができる。

性風俗産業は水商売と比較し、勤務可能時間帯が早朝から深夜までと幅広く設定されている。
さらに現金の獲得方法が、歩合で日払いであり、出勤管理にも柔軟性があるため、
急な子供の体調不良や、行事への参加などがあったとしても休みが取りやすく、
お金になる労働だけではなく、
家事労働までも1人で負担しなければならないシングルマザーにとって、
子育てとのバランスを考慮しつつ働くことが出来る都合の良さがある。
その結果、性風俗産業に係る女性の増加が顕著に確認できている。

このように、性風俗産業に組み込まれている“しくみそのものにある引力”と、
シングルマザーを受け入れることが出来ない“社会からの斥力”が両輪となり、
現実、夜の世界がしんどさを抱えた女性の受け皿となっているわけだ。

しかしその受け皿は『一時的な』という条件付きの受け皿に過ぎない。
長期間働き続けることが年齢や体力的な理由から困難だという課題はつねについて回る。

元々抱えていた、母子家庭だという現実に加え、
性風俗産業に関わっていることによる二重のスティグマを抱え、
社会との接点が希薄になっている女性達にとっては性風俗後を考えること、
デザイン的に解決を目指すことは現用では困難な道のりとなっている。

もはや、性風俗の世界に関わらせないようにするしくみの設計を急ぐよりも、
性風俗に関わっている(いた)としても社会側から排斥するのではなく、
対等な立場で手を差し伸べる取り組みの設計のほうが現実的ではないだろうか。
 
シングルマザーと夜の世界との関係性を覗き見ることで、
本当に必要な支援のしくみを作ることの必要性を我々に気がつかせてくれている。

<参考資料>
竹信三恵子『家事労働ハラスメント−生きづらさの根にあるもの』岩波新書
荻上チキ『彼女たちの売春−社会からの斥力、出会い系の引力』扶桑社
鈴木大介『出会い系のシングルマザーたち−欲望と貧困のはざまで』朝日新聞出版
アジア女性資料センター『女たちの21 世紀No.72』





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2013年11月05日

“だらだら仕事”? “長時間拘束仕事”? 『家事労働ハラスメント』

今年の春に和光大学の竹信三恵子先生から取材を受けていまして、
そこでお話させていただいた内容が竹信先生の近著

『家事労働ハラスメント』
家事労働ハラスメント――生きづらさの根にあるもの (岩波新書) [新書] / 竹信 三恵子 (著); 岩波書店 (刊)
内で紹介されています。良ければ読んでみて下さい。
(すでに三十路なので 若い彼が〜 の下りが微妙な違和感を感じますがw)

スクリーンショット 2013-11-05 22.12.21.png

献本いただき、通して読ませていただきました。特に心に残ったキーワードが、

「家事について声高に論じることが出来る人々は、略、
誰かに家事を担わせることで発言の場に出ていく時間を確保できた人だ。」


という一文です。

とはいえ、この分だけ読むと、「家事が軽んじられている。男性も家事に参加せよ。」
といった安易な提案を促す本?と思う方もいらっしゃると思いますが、
どちらかというと、今社会に蔓延している
“働くことがしんどい”の原因はどこにあるのか?指摘している内容です。

本当に忙しすぎて仕事に埋没。。。

こんな状態の人、たくさんいると思うのです。ただ、その忙しさが、
会社の仕組み上長時間を強いられているのか?
自分の働き方の結果、だらだら仕事になっているか?
働く人も客観的に分析することわすれちゃいけないなぁと思う。

長時間拘束を強いる仕事=妻の支えがなければ難しい長時間拘束労働が条件の仕事

このような『妻付き男性モデル』に労働力を依存している企業はやはり問題です。
社会全体がしんどくなっている今だからこそ、身近な人とコンパクトに支えあいながら
生きていくことが重要なのに、「パートナーがいれば家事を見なくても大丈夫だろう」といった
古い前提により掛かることは時代の流れに会っていませんから。

ただ一方で、
働いている人も会社に拘束されている風を装うのは辞めるべきです。
長時間働くこと=ちゃんとやっている
もしそう考えているのなら、これは本当に間違った考え方です。

「どうせ家事だから、仕事終わるのだらだらしてもいいか、、、。」
ついついそうなりがちなんですよね。
出社時間は守っても帰宅時間は守らない的な文化。

企業も個人も、時間ではなく成果を意識する習慣を植え付けるにはどうすればいいのでしょうか?
規制ではない何かが必要な気がする。。。
posted by GAP at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | from KAKUMA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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